さくらと謎のブローチ
さくらは偶然、見る者を惹きつける不思議な魅力を放つ古いブローチを見つける。興味をそそられた彼女は知世にそれを見せるが、この何気ないアクセサリーが実は特定のクロウカードと結びついていることには、まだ気づいていない。
このブローチは、身につけた者を魅了し催眠状態に陥らせる力を持つカードの媒介であることが判明し、さくらの周囲でコミカルでありながらどこか不穏な事態が次々と起こる。さくら自身もその魔力に飲み込まれることなく、知恵を絞ってブローチを取り戻しカードを捕獲しなければならない。折しも小狼もこの件を嗅ぎつけて動き回っている。
この一話では、互いに自分の実力を証明しようとする、まだぎこちなさの残るさくらと小狼のライバル関係が描かれると同時に、虚栄心や美しい見かけへの惑わされやすさの危うさに、ユーモアを交えた一石を投じている。さくらはカードを一枚増やし、そして謙虚さという歓迎すべき教訓を胸に、この冒険を終える。