さくらと花咲く運動会
知世田小学校の運動会当日、待ちに待ったこの行事で、根っからのスポーツ好きであるさくらは、クラスメイトの前で、そして何よりあらゆる角度から撮影する知世の前で、しっかりと活躍する気満々だ。会場は和やかなムードと友好的な競争心に満ちている。
しかし花や植物の成長に関わるクロウカードが、運動会場に植物を制御不能なほど繁茂させ始め、スポーツの祭典を植物まみれの大混乱へと変えてしまう。さくらは、クラスメイトに気づかれず、また競技を台無しにしないよう、競走や跳躍の最中にカードを制御しなければならない。
体力的な努力と密かな魔力の行使とを重ねながら、さくらは運動会を救い出すと同時に、グラウンドで発揮する持ち前の負けん気が、カードキャプターとしての自分の負けん気とどれほど重なり合っているかを実感する。この一話は、さくらの闘志と、それに寄せられる周囲の高まる称賛の念を、軽やかに描き出している。