さくらのライバル登場
冷たく素っ気ない態度の転校生、李小狼が、さくらのクラスに印象的な登場を果たす。香港からやって来たその真面目さと謎めいた雰囲気に、知世はすぐさま興味をそそられる。誰もまだ、彼が知世田にいる本当の理由には気づいていない。
小狼は、クロウ・リード自身の遠い後継者にあたる李一族の末裔であり、自分に権利があると信じるクロウカードを取り戻すためにやって来たことが明らかになる。カードが現れると、彼はさくらより先に捕獲しようとし、さくらは自分がもうこの探求において一人ではないこと――そして今や、自分の役割を奪おうとするライバルがいることを思い知らされる。
この対決はシリーズの転換点となる。それまでケロと二人きりだったさくらは、今後小狼の刺々しいライバル心とも向き合っていかなければならない。彼のプライドと冷たさの裏には、実は深い孤独が隠れている。この一話は、当初の競争関係からやがて協力関係へ、そしてそれ以上の関係へと変化していく二人の物語の土台を築いている。