
巻 9
Card Captor Sakura
フランス語版はPika Éditionより刊行、原作・作画はCLAMP。
原作シリーズ最終巻となるこの巻では、始まりから紡がれてきた糸がついにすべて解かれる。エリオル・ヒイラギザワはクロウ・リードその人の生まれ変わりであることを明かし、自らの魔法の遺産が正しい手に渡ったことを確かめに来たのだと語り、さくらに真の独立を返す。彼女は今や、カードの力の唯一の継承者となる。
最後の試練は、クロウの魔力からではなく、さくら自身の魔力から生まれる、まったく新しいカードを創り出すことだった。それは、単なるカードキャプターから、真の意味での魔法使いへと彼女が変貌を遂げたことを示す、決定的な行為である。この巻ではまた、香港へ完全に帰らなければならない時が迫った小狼が、ついに勇気を出してさくらに想いを告げる、シリーズ屈指の名場面も描かれる。
明るさと郷愁の両方に満ちた結末は、カードキャプターさくらの最初の大きな物語を締めくくりながらも、その先の冒険への扉を閉ざしはしない――それはCLAMPが何年も後に、クリアカード編として再び描くことになる物語である。