Tome 8
巻 8

Card Captor Sakura

フランス語版はPika Éditionより刊行、原作・作画はCLAMP。

カードの変化はさらに進み、その一枚一枚が、成長することへの恐れ、別れを告げることの難しさ、芽生えたばかりの恋心の戸惑いといった、さくらの感情を映す小さな寓話となっていく。この巻では、長らく雪兎に向けられていたさくらの心が、小狼への新たな、そして次第に大きくなっていく想いへと移ろっていく様子が、細やかに描かれる。

エリオルは、その全貌がいまだ判然としない糸を引き続け、いずれもさくらに自らの魔力をより深く掘り下げさせることを目的としているように見える状況を演出していく。彼の家政婦ルビィムーンともう一人の番人スピネル・サンは、ケルベロスとユエのコンビの鏡写しのように、さらなる神秘の彩りを添えている。

学校行事や友人との外出、そしてますます凝った演出を用意する知世の準備といった日常の場面は、引き続き物語のリズムを刻んでいる。魔法をめぐる事態が大きくなっていく中でも、カードキャプターさくらが何よりもまず、ひとりの少女の子供時代の物語であることを思い出させてくれる。