
巻 10
Card Captor Sakura — Clear Card Arc
フランス語版はPika Éditionより刊行、原作・作画はCLAMP。
前巻の出来事から数年後、さくらは知世とともに中学校に入学する。一方、香港に残っていた小狼は日本での生活を再開しようとしていた。しかし新学期の朝、奇妙な夢が大きな変化の到来を告げる――あれほど苦労して手に入れたさくらカードたちが、力をすべて失い、真っ白に透き通った姿になっていたのだ。
この第10巻から、原作シリーズの直接の続編であるクリアカード編が幕を開ける。取り戻した驚きと、こもった不安とが入り混じった空気だ。カードたちはなぜこの透明な姿で現れるのか、さくらの夜を今なお悩ませる曖昧な幻視は何を意味するのか。CLAMPはシリーズの成功を支えた作風を受け継ぎながらも、登場人物たちの成長した年齢にふさわしい、より大人びた雰囲気を漂わせている。
控えめで奥ゆかしい小狼との再会は、変わらぬケルベロスの元気さや、揺るぎない知世の忠誠心と対照をなし、初期からの読者にとって懐かしさと新しさが心地よく入り混じった時間を届けてくれる。