Tome 2
巻 2

Card Captor Sakura

フランス語版はPika Éditionより刊行、原作・作画はCLAMP。

さくらはクロウカードの収集を続ける。どのカードもそれぞれ固有の力と個性を持ち、対峙するだけでなく理解することも求められる。この巻では印象的な捕獲シーンが増える一方、主人公の日常生活――授業やクラスメイトとの交流、そして魔法がごく普通の生活の隅々に息づいているという絶えざる実感――も丁寧に掘り下げられる。

派手な登場を果たす李小狼の存在が物語を大きく動かす。カードの創造主クロウ・リードの直系の子孫である彼は、自らの正当な遺産と見なすものを取り戻すために香港からやって来ており、期せずしてカードキャプターとなった日本人クラスメイトへの軽蔑を隠さない。当初は敵対的だった彼とさくらとの関係は、本作でもっとも愛される物語の推進力のひとつとなる。

物語の背景では、知世が揺るぎない情熱で親友の活躍を記録し続ける一方、捕獲されたカードたちがクロウ・リードその人の正体を示す手がかりを少しずつ明かし始める。物語全体にその影を落としながら、決して完全には姿を見せない魔法使いである。