Tome 1
巻 1

Card Captor Sakura

フランス語版はPika Éditionより刊行、原作・作画はCLAMP。

すべては雨の降るある日、木之本さくらの部屋から始まる。10歳の小学生である彼女は、父親の書斎で見つけた奇妙な革張りの本を好奇心から開いてしまう。その中で眠っていたのは、クロウの本を守る番人ケルベロスだった。さくらは彼を思いがけず目覚めさせ、彼が監視していたはずの魔法のカードたちを空へと解き放ってしまう。この最初の場面から、本作の作風がすでに示されている。日常に根ざした魔法と、優しいユーモア、そして平凡な地方都市の暮らしに息づく不思議さの融合だ。

魔法を使える他の人物が見当たらないため、ケルベロス――皆からケロと呼ばれる存在――はさくらを新たなカードキャプターに指名する。彼女は町中に散らばった52枚のクロウカードを、災いを引き起こす前に取り戻さなければならない。星形の杖ひとつを頼りに、さくらは忘れられない恐怖を味わいながらも最初のカードたちを捕獲していく。その間、親友の大道寺知世はさくらの秘密に気づき、すぐさま彼女を撮影し、ますます凝った戦闘衣装を作ることに情熱を注ぎ始める。

この第1巻では作品世界の基盤がすべて描かれる。さくらと兄・桃矢との気の置けない関係、控えめな存在感の父・藤隆、そして香港から来た李家の後継者である謎めいた少年が、さくらと同じカードに強い関心を寄せ始める最初の兆しが示される。CLAMPならではの繊細な絵柄が光る、魅力にあふれた幕開けである。