Tome 14
巻 14

Card Captor Sakura — Clear Card Arc

フランス語版はPika Éditionより刊行、原作・作画はCLAMP。

カイトとその本当の目的をめぐる包囲網が狭まっていく。その意味するところは、単なるクリアカードの現象にとどまらず、クロウ・リードの魔法そのものの本質と、この世界に今なお残るその名残にまで及んでいく。この第14巻では、魔法の対決と個人的な真実の解明とが交錯しながら、緊張感が増していく。

ふたつの忠誠の間で揺れる秋穂は物語の中心を占め、感情の厚みを増していく。それはかつてのさくら自身の姿を映す鏡でもある――当初思っていた以上に自分に深く関わる魔法の出来事に、圧倒されていた一人の少女の姿だ。

さくらと小狼の絆は限りなく繊細に深まり続ける。この巻は、激しいアクションシーンと、静かに時が止まったような瞬間とを交互に織り込む、CLAMPがこの続編のために磨き上げた大人びた作風の典型といえる。