
巻 13
Card Captor Sakura — Clear Card Arc
フランス語版はPika Éditionより刊行、原作・作画はCLAMP。
この巻ではクリアカード編の内省的な側面がいっそう強調される。カードを捕獲すればするほど、さくらは埋もれていた記憶や、自分の魔力の本当の由来について、これまで一度も考えたことのなかった問いに向き合わされていく。視覚的に相変わらず見応えのある捕獲シーンも、どこか夢幻的な色合いを帯び始める。
カイトは曖昧で危険をはらんだ計画を少しずつ明かしていく一方、秋穂はさくらに本気で心を近づけ、最初の忠誠と、自分を大きく揺さぶるように思える芽生えたばかりの友情との間で選択を迫られることになる。一方の小狼は、胸を打つほど控えめにさくらを守りながら、あの魔法の羽根が本当は何を意味するのかについての手がかりを見せていく。
CLAMPはここで、この編でもっとも待ち望まれていた真実のいくつかを明かしながらも、読み続けたいという気持ちを維持できるだけの謎を、なお十分に残している。