さくらと小狼と砂の海
学校の遠足、あるいは何気ない散歩が思いがけない展開を見せ、さくらと小狼は突如として、まるで砂漠がまるごと知世田に紛れ込んできたかのような、見渡す限りの砂丘に囲まれてしまう。方向感覚を失った二人の子供は、力を合わせて何が起きているのかを理解し、帰り道を見つけ出さなければならない。
あるクロウカードが周囲を、まさに動く砂の海へと変貌させ、二人が進むにつれて蜃気楼や罠を次々と生み出していく。さくらと小狼は並んで歩を進め、それぞれが別々にカードを捕獲していた頃から遂げてきた成長を物語る手際の良さで役割を分担しながら、最終的には力を合わせてカードを打ち破る。
他人の目から離れたこの場所で、二人の若きカードキャプターは、からかい合いの中に、普段は控えめな小狼にしては珍しい、率直な瞬間を交えながら、互いの新たな一面を発見していく。この即席の閉鎖空間は、まだおずおずとしながらも、ますますはっきりとしてきた二人の関係の接近における、重要な一歩を刻んでいる。