さくらと夏休みの宿題
夏休みも終わりに近づき、さくらはカードの捕獲に明け暮れるあまり後回しにし続けていた夏休みの宿題が、恐ろしいほど溜まっていることに気づく。しっかり者の知世は、彼女がなんとか遅れを取り戻せるよう、できる限り手を貸そうとする。
ぎりぎりになって夏休みの宿題帳を終わらせようと奮闘する中、クロウカードがさらに事態をややこしくし、学習環境をかき乱して、さくらと未完成の宿題の間に次々と滑稽な障害を作り出していく。彼女は新学期が始まる前に、この学業上の緊急事態とカードの捕獲という二つの課題を同時にこなさなければならない。
断然コミカルな調子で描かれるこの一話は、カードキャプターとしての並外れた責任を背負いながらも、さくらが根本的にはクラスメイトたちと同じような、ごく普通の小さな悩みを抱えるひとりの小学生であることを、温かく思い出させてくれる。宿題も魔法も同時にこなし切ろうとする彼女の意気込みは、思わず笑みがこぼれると同時に感心させられるものだ。