不思議の国のさくら
ごくありふれた学校の遠足が、さくらとクラスメイトたちが、現実の比率や法則がすっかり逆転してしまったかのような、おとぎ話めいた世界に吸い込まれるという、奇妙な展開を見せる。この冒険を喜ぶ知世は、これを驚くべき映像を撮る絶好の機会だと捉える。
さくらはすぐに、幻影と幻想の間を漂ういたずら好きなカードが、この『不思議の国のアリス』を思わせる歪んだ世界の原因であることを理解する。巨大な物体や不条理な通路の間を進みながら、彼女は魔法の源を見つけ出し正気に戻すために、冷静さを保ち続けなければならない。
この色鮮やかな冒険は、さくらが勇気と同じくらいの想像力を発揮する機会となり、未知に直面したときの自分自身の判断への信頼が高まっていることを裏付けている。この奇天烈な世界に否応なく巻き込まれた小狼は、ますます目に見える形で彼女を気遣うようになっている。